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小笠原です。


「私があなたから聞いたことを他の誰かに伝える」という状況に置かれたと
きに私がなすべきは「まず、あなたが言うことを私が正しく理解する(その
ように努める)」そして「私は、その誰かが理解できるように話す」という
ことでありましょう。異なる言語を介する翻訳作業においても同じことが求
められると思います。

基本的には同意です。
西堀さんと私では、方法論は違うかもしれませんが。

「対象となる読み手が読んで意味が伝わらない」翻訳は、仮に「正確に意味を
写し取っていたとしても」私は適切ではないと考えています。

そのための方法論として、私はしばしば「原文の構造を大胆に捨てて日本語と
して組み立て直す」ことをしますが、これは原文の言わんとする意味をなるべ
く忠実に掬い取ろうとする方からみると不誠実な態度に見えるかもしれません
ですね。


さておき。
貴重なご意見・考察、ありがとうございます。興味深いです。


しかし、私はここ↓についてだけ:

とはいえ、先に述べたように私自身はソフトウェア開発に携わっていない素
人でありますから、この理解が正しいとは限りません。実際に開発現場に携
わっておられる方々のご指摘を賜りたいところです。訳語に何がふさわしい
のかはその後の話でしょう。

自分の意見を書いておきます。前のメールの繰り返しも含みます。

0. このドキュメントの想定読者は開発者だけではありません。リリースプラ
   ンに関心がある(例えば翻訳やQAなどを行う)コミュニティメンバー、あ
   るいは部署内の評価計画を立てるためにLibreOfficeのリリースポリシーを
   理解しておきたいユーザーなども含みます。
   ですので、「開発者でなければわからない」というご発言が出ている時点
   で、「リリーストレイン」という訳語が適切か、答えはもう決まりです。

1. 「リリーストレイン」がアジャイルで使われる用語であることは認めます
   が、アジャイルで使われる用語を当たり前に使って良いほど、アジャイル
   な世界で使われるタームは(ソフトウェア開発に限ったとしても;それに
   限らないのは上で述べた通り)世の中で一般的ではないというのが私の考
   えです。

2. 従って「アジャイルで使われている用語だからそのままで良い」というの
   は、私は少々乱暴な結論だと思います。

4. ただし、「とはいっても原文ではrelease train(s)と書いているのだから、
   書き手はそれなりの意思があってこの用語を選んでいるはずであり、その
   意図は尊重すべきである」という考えは、ちょっと持っています。
   その思いは、通りが良い日本語にしてしまったときに残るものなのか。
   そういう意図を組むという意味であれば、「リリーストレイン」というカ
   タカナ語を選ぶのは「あり」かもしれません。ただしこの場合、適切な訳
   注をつける(どこか参考リンクでもいいです)のは最低限必要ではないか
   と考えます。


正直、私自身はこの訳そのものがどうなるかということにはそれほど関心はな
く、「想定読者を考えて訳したときに、読み手に伝わる語になっているかを考
えて訳語選択はしましょう」という呼びかけがしたい……というのが正直なとこ
ろです。

ふさわしい訳語については、皆さんで話し合って決めていただけばと思います。


では。

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