Date: prev next · Thread: first prev next last


小笠原です。

すこしわかりにくいなと思ったので、上の提案を適用したバージョンを
手元で作って、スクリーンショット撮ってみました。

https://nextcloud.documentfoundation.org/s/Ejacy2bPabx6AwP

ここで気になるのは、DBNum1とDBNum2の不ぞろいです。

DBNum1 => NatNum1 => [DBNum1]0
DBNum2 => NatNum5 => [DBNum2]G/標準 相当

Excelには明るくないですが、今のExcelには「表示形式」>「その他」で
「漢数字」「大字」というのが選べて、これは内部的には [DBNumX]G/標準 です。
それを考えてDBNum2 = NatNum5 にしたい。
しかし、DBNum1 = NatNum1 は昔からの仕様で、これはさすがに破壊的変更は
ためらわれる……という感じです。


どう思われますか?
案としては以下があるかと思われます。

〇案1 当初メールの提案通り [DBNum1]0 / [DBNum2]/Standard として扱う

DBNum1 NatNum1 一二三四五六七八九〇
DBNum2 NatNum5 拾弐億参阡四百伍拾六萬七阡八百九拾

利点)DBNum1については現在の仕様を踏襲
   DBNum2については、ExcelでUIから選べる「その他」>「大字」
   に仕様が合う
欠点)DBNum1 と DBNum2 の仕様のちがい
   DBNum1 ではExcelのUIで選べる「漢数字」で非互換となる

〇案2 どちらも "0" にそろえる

DBNum1 NatNum1 一二三四五六七八九〇
DBNum2 NatNum2 壱弐参四伍六七八九零

利点)そろっていて気持ちがいい、DBNum1 は現行仕様踏襲
欠点)DBNum1、DBNum2とも、UIで選べる表示形式と非互換

案3 どちらも "G/標準” にそろえる

DBNum1 NatNum4 十二億三千四百五十六万七千八百九十
DBNum2 NatNum5 拾弐億参阡四百伍拾六萬七阡八百九拾

利点)そろっていて気持ちがいい
   ExcelでUIから選べる表示形式と互換
欠点)一番使われるであろう DBNum1 で後方互換性がなくなる

案4 がんばって Excel の "G/標準" "0" を拾えるようにする

欠点)たぶんとっても大変、かつそこそんなに頑張るところ??


小笠原としては

案1 > 案2 > 案3 >>>>>>>>>>>>>> 案4

という感じです。


なんとなく来週末5/16ぐらいまで待ってご意見なければ、案1で
パッチ作って投げようかな、と思ってます。
(もちろんパッチ投げたところでレビュアーから突っ込みはありそう)


では。

2020年5月7日(木) 21:41 Naruhiko Ogasawara <naruoga@gmail.com>:

小笠原です。

discuss メーリングリストですでに聞いた話[0] ですが、範囲を広げて
こちらでお伺いします。

※仕様変更についてのご意見募集です。
 変更に対して影響がある、やめてほしいと考える方は必ずご意見を
 お寄せください。


【忙しい人のためのサマリ】

Excelで、数値の書式設定で全角文字を表示するようにしたファイルを
LibO Calcで読むと不思議な変換がされてしまうことがあるのを直したいが、
「不思議な変換」に意図があって使っている人はいないでしょうか。

(あるいは、その変換の意図はこうだよ、と説明できる方がいたら……)


【詳細】

LibreOffice Calcの「書式コード」にNatNumX というものが存在します。
たとえば 1,2,3…, 10, 100, 1000, 10000, …という数値を
一, 二, 三, …,十,  百, 千, 万, … と表現したり、
壱, 弐, 参, …, 拾, 百, 千, 萬, … と表現する(大字)などといったものです。

仕様はヘルプページ[2] にあります。ごく一部以外を除いて翻訳されてな
いですが、3.3 のころのヘルプ [3] と変わっていないようなのでそちらも
参照ください。つぎのような感じになってます。

NatNum1 一 二 三 一〇 一〇〇 一〇〇〇 一〇〇〇〇
NatNum2 壱 弐 参 壱零 壱零零 壱零零零 壱零零零零
NatNum3 1 2 3 10 100 1000 10000
NatNum4 一 二 三 十 百 一千 一万
NatNum5 壱 弐 参 拾 百 壱阡 壱萬
NatNum6 1 2 3 十 百 1千 1万
NatNum7 一 二 三 一〇 一〇〇 一〇〇〇 一万
NatNum8 壱 弐 参 壱零 壱零零 壱零零零 壱萬

Excelにも同様の機能があって、DBNumX という「表示形式」が使えます。
仕様としてはたとえばこのサイト[3] によると、123456789 はこんな感じに
なるそうです。
(仕様上はDBNum4もありますが単に半角になるらしいですね)

[DBNum1]G/標準  一億二千三百四十五万六千七百八十九
[DBNum2]G/標準  壱億弐阡参百四拾伍萬六阡七百八拾九
[DBNum3]G/標準  1億2千3百4十5万6千7百8十9
[DBNum1]0  一二三四五六七八九
[DBNum2]0  壱弐参四伍六七八九
[DBNum3]0 123456789


で、LibreOffice CalcでOOXMLを読み書きする際には、この両者を相互に
変換する必要があるのですが、現在の割り付けは日本語では以下のとおり。
(実装の制約により、Excelの "G/標準" と "0" は同じになっちゃいます)

読み込み時(DBNum -> NatNum)

DBNum1 → NatNum1 / 一 二 三 十 → 一 二 三 十
DBNum2 → NatNum4 / 壱 弐 参 拾 → 一 二 三 十 (??
DBNum3 → NatNum5 / 123 10 → 壱 弐 参 拾 (??
DBNum4 → NatNum7 / 1 2 3 10 → 一 二 三 一〇 (??

書き込み時(NatNum ー> DBNum

NatNum1 → DBNum1 / 一 二 三 十 → 一 二 三 十
NatNum2 → (割り当てなし) (??
NatNum3 → (割り当てなし) (??
NatNum4 → DBNum2 / 一 二 三 十 → 壱 弐 参 拾 (??
NatNum5 → DBnum3 / 壱 弐 参 拾 → 123 10 (??
NatNum6以降 → (割り当てなし) (??

これってどう考えても誰もうれしくない割り付けだと思うので、
以下のように仕様変更したいと考えてます。

DBNum1 <-> NatNum1
DBNum2 <-> NatNum5
DBNum3 <-> NatNum3
DBNum4 <-> (書式指定なし)

これ以外のNatNumは、きれいに対応付けはできませんがこんな感じ
でしょうか。

NatNum2 -> DBNum2
NatNum4 -> DBNum1
NatNum6 -> DBNum3
NatNum7 -> DBNum1
NatNum8 -> DBNum2

現在の割り付けを意図して使われている、仕様変更されると困る、という方
いらっしゃいますか?
もしいらしたら、お知らせください。

[0] https://listarchives.libreoffice.org/ja/discuss/msg04973.html
[1] https://help.libreoffice.org/6.4/ja/text/shared/01/05020301.html?&DbPAR=WRITER&System=WIN
[2] 
https://help.libreoffice.org/3.3/Common/Number_Format_Codes#Displaying_Numbers_Using_Native_Characters
[3] https://stabucky.com/wp/archives/3638

--
Naruhiko NARU Ogasawara (naruoga@gmail.com)



-- 
Naruhiko NARU Ogasawara (naruoga@gmail.com)

-- 
Unsubscribe instructions: E-mail to users+unsubscribe@ja.libreoffice.org
Posting guidelines + more: https://wiki.documentfoundation.org/Netiquette
List archive: https://listarchives.libreoffice.org/ja/users/
Privacy Policy: https://www.documentfoundation.org/privacy

Context


Privacy Policy | Impressum (Legal Info) | Copyright information: Unless otherwise specified, all text and images on this website are licensed under the Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0 License. This does not include the source code of LibreOffice, which is licensed under the Mozilla Public License (MPLv2). "LibreOffice" and "The Document Foundation" are registered trademarks of their corresponding registered owners or are in actual use as trademarks in one or more countries. Their respective logos and icons are also subject to international copyright laws. Use thereof is explained in our trademark policy.